LEDの影響

春日大社の参道周辺


春日大社は奈良公園の中にあり、鳥居をくぐらなくても参道に入れる通路がいくつもあります。









奈良公園内の関係者駐車場です。この駐車場の向こう側に参道があります。


【痛ましい大木たち】

左側が春日大社の参道













右側が上の写真の駐車場











駐車場の横の通路を入ると空気が変わり、薄暗くじめじめしていて、恐怖心が足元からじんわり立ち上ってきました。
少し躊躇しながら足を踏み出すと目に入ったのはこの大木、吸い寄せられるように近づいてシャッターを切りました。











ムクロジの大木。高さ15.5m、幹周囲は4.58m、推定樹齢300年だそうです。
この光景を見たとき、てっきり後ろに竹が生えてるものと思ったんですが、そうではありませんでした。












反対側に回って目を疑いました。竹は大木の中心を貫くように出ています…、横の竹薮の根が伸びてきたようです。
幹はもともと空洞になってたそうなので長く弱ってたと考えられますが、このままではさらに弱ってしまいます・・・












上は朽ちたように穴が開き、根元には石がたくさん詰め込まれています。補強のため?












上部のアップ。朽ちたように穴が開いています。
中は空洞化しているのかもしれません。


根元のアップ。
この方法がベストなのでしょうか…











なにか他とは違う空気を感じた松に近づくと鹿と目が合い、なんだか近寄りにくかったので、おっかなびっくりで右に回り込むと、










ここにも石が組まれ詰め込まれていました。裂けた幹には木材が詰めてあるみたいです。これでこの木の助けになるのでしょうか・・・





この木の根元には石垣のようにきっちり組まれた石が詰められ、分厚いコケが全身についています。











幹が裂け、支えがないと倒れてしまいそうなくらい弱っています。










反対側から見たところ。手前の木は切り株になっています。


【病んだ大木たち】


























































歩いた範囲は参道周辺の一部だけですが、言葉をなくしてしまうほど哀れな大木たちの姿がありました。


【痛んだ木々】








































幹が裂けたりコケがびっしりついていたり胴ぶきしたり…、切り刻まれてる木もあります。


【倒れそうな木々】







どちらもまだ若い木なのに、コケまみれで根元の方が黒ずんでおり、支えがないと倒れてしまうほど弱っています。


【地を這う根】







もう地中には戻れないのでしょうか…


【傾く木、コケまみれの木々】









通りすぎた単車をふと目で追うと、傾いてる木が目に入りました(自転車の右)
シャッターを切り、周囲を見回せば木々はコケまみれで、左の松も傾き枯れてきています。



【切り株】

















切り株は車道に近いところで多く見られ、ぼろぼろになってるものもありました。


春日大社の参道周辺には大木がたくさんあり、そのほとんどが痛ましい姿になっていました。
中でもムクロジの大木には信じられない気持ちとともに、かつての光景と重なるものを感じ胸が詰まりました。
公式HPには、「幹が空洞になって、そこから竹が伸びています。 子供を抱く母のような優しい姿です」と書かれてますが、
とてもそうは見えません。幹が空洞になってる時点で弱ってるのに、さらに惨い仕打ちを受けて苦しんでるように見えました。
竹の本数は徐々に増えてきたらしく、今も中で育っている竹があると想像したら・・・
近年この姿が話題になり、修学旅行のコースに組み込む学校もあるそうです。
子どもたちの心に何が残るでしょうか…
(2017年2月8日撮影)


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